おはよーございます。

ひいろです。

 

5月に入りましたね。新生活が始まって1ヶ月、慣れましたか?

ひいろは、5月から大学院の授業が再開するので、忙しくなりそうです。

 

さて、今回は「姿勢」がテーマです。

よく聞く、猫背や反り腰。

これは、なんで悪いのでしょうか? その理由は?

 

姿勢が悪いと腰痛以外にも危険が...

では、ご紹介していきましょう。

 

よく見かける悪い姿勢

さきほども、言ったように、猫背や反り腰は多く見られます。

ぼくが、自宅で撮った写真を例に挙げます。

 

猫背

うーん。猫背ですねー。

頭が前方へ、肩が内巻きになってますし、背筋が丸まってますね。

おなかがぼよーんと出てますし、やる気がなさそうにも見えますね。

 

しかし、猫背は多くのひとで見られます。

ひとが直立姿勢を獲得したからともいえますが。

 

まず、頭の重心は、頭部と頸部の関節よりも前方に位置します。

つまり、頭が倒れる方向に力がかかっており、それを首の後ろの筋肉が頑張って支えています。

なので、頭は前方に傾きやすくなります。

 

また、ひとは何かの作業を行う際に、手を前に出し行います。

ぼくも、今手を前に出しパソコンを打っています。

主婦が料理をするとき、携帯ゲームをするとき、本を読み勉強をするとき、

ひとは必ずと言っていいほど、前方で作業を行います。

これを続けると、大胸筋小胸筋という胸の筋肉や腕橈骨筋という腕の筋肉が固くなり、内巻きの肩になりやすいです。

つまり、猫背というのもは人類が直立姿勢を獲得した時から生じているたとのことですね。

 

反り腰

反り腰       ニュートラル

少し、反り腰が見にくいですかね。ぼくのニュートラルを比較で載せます。

(ぼくのニュートラルは、骨盤は水平に近いですがやや体幹が後方へ行ってますね)

なんか、左の写真のほうが胸を張って、お尻が後ろへ行っている。

服があるので、背中はまっすぐ見えますが、服の下は反っています。

 

これは、腹筋の筋力が弱い人に多いですね。

反り腰にすることで、背側の脊柱起立筋や多裂筋の活動量が増えます。

代わりに、腹筋が必要とする力は、ニュートラルよりも減ります。

他に、腸腰筋という股関節前面についている筋肉や大腿直筋という太ももの前についている筋肉が固くなると、骨盤が前傾し、反り腰になりやすいです。

 

猫背、反り腰が分かったことろで、なぜ悪いのか見ていきましょうか。

 

悪い姿勢には、どんな悪影響があるか

腰痛・頸部痛・肩こり

よく聞くのは、腰痛頸部痛肩こりですよね。

簡単に言ううと、

反り腰や猫背が続くと筋肉が固くなります(必要以上に力が入る)。

固くなると血流が悪くなり痛みが生じる物質が分泌され、痛みが生じます。

 

腰や首という場所は、頭や胸を支えるために、座っている、立っているときに、支える(意識はしていなくても力が入り続ける)ために、頑張ってます。

なので、同じ姿勢を続けると血流量が低下し、痛みが出ます。

 

変形性関節症

変形性股関節症変形性膝関節症との関連性も言われています。

猫背

よく町で腰がとても曲がっているおじいちゃん、おばあちゃんがいますよね。

そういった人は、腰痛や膝関節痛などの関節痛を生じることが多いとの報告があります。1)

円背が足の筋力バランスを見た研究では、円背により、膝関節伸展モーメントの必要性を余儀なくされ、過剰な負担をかけてしまう。との報告があります。2)

簡単にいうと、背中が丸いと大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が必要以上に働いて、よくない。とのことです。その結果、変形性膝関節症への危険性が上がるかもしれません。

 

また、円背姿勢と歩容を調べた研究では、身体の重心を加速させることがしにくくなり、体幹の安定性を下肢関節で図れず、下肢関節への負担の増大するとの報告もある。3)

 

反り腰

反り腰では、歩行時にハムストリングス(太ももの後ろの筋肉)のより大きな筋活動が必要となり、大殿筋(お尻の筋肉)の筋活動が減少する。4)

腰を反ることで、骨盤が前傾し、その分、股関節を形成する骨盤の骨と大腿の骨との被覆率が上がります。これは、骨上では安定しますが、これが続くと加齢とともに変形性股関節症に移行する割合が高くなります。4)

 

この2つが変形性股関節症の危険性があるといわれる理由です。

 

肉離れ

また、スポーツ選手でも報告されています。

サッカー選手の姿勢と疾病に関する調査において腰椎前腕やスウェイバックでは、肉離れ、膝関節の疾病が有意に高い発症率を示す。との報告もあります。5)

 

これは、意外ですね。

動作の基礎ともいえる、「姿勢」。

一般人でもスポーツ選手でも大事ということがわかりましたね。

 

結局、いい姿勢ってなに?

この定義は難しいですね。

それは、評価基準によって変わりますからね。

力学的には物体としての安定性や効率が問題に、形態学的には脊椎、関節や筋の構造、神経学的には神経・筋活動や反射・反応など、運動生理学的には疲労、循環、エネルギー代謝など、心理学的には性格、心理状態などが挙げられます。4)

 

ぼくは、理学療法士として働いているときの姿勢は、

横から見ると、耳垂-肩峰-大転子-膝関節の前・膝蓋骨の後ろ-足関節のやや前方が一直線になれば、理想的な重心の通り道が描けており、よい姿勢としていました。

これを見てもらえれば、いいと思います!

引用書籍:中村 隆一(2016)『臨床運動学第3版』医歯薬出版株式会社(411)

 

いかがでしたか。

悪い姿勢の代表例2つとそれらが、なぜよくないかのか。

姿勢のことは、これからもどんどん出していきます。

 

まとめ

・悪い姿勢の代表は、猫背反り腰

・猫背は、直立姿勢や手作業が多い現代社会が理由。

・反り腰は、腹筋群が弱いと生じやすい。

・腰痛・頸部痛・肩こり以外に、猫背は変形性膝関節症、反り腰は変形性股関節症の危険性が言われている。

・サッカー選手では、肉離れ膝関節疾患との関連も報告されている。

・良い姿勢は、評価によって変わる。

 

参考論文

1)前島 洋,  武石 清久, 砂堀 仁志: 高齢者における姿勢変形と立位バランスの関係. Journal of the Japanese Physical Therapy Association 7(1): 7-14, 2004

2)松崎 稔晃, 益川 眞一, 河津 隆三: 円背が下肢の筋力バランスに与える影響. 理学療法学Supplement 36(2): 2008

3)黒川 貴志, 勝平 純司, 丸山 仁司: 脊柱港湾を呈する高齢者の歩行時の運動学・運動力学的分析. 理学療法科学 25(4): 589-594, 2010

4)藤谷 亮: 姿勢の違いが歩行と筋活動に与える影響. 立命館大学 2013年度修士論文, 2014

5)Watson, A. W: sports injuries in footboller related to defects of posture and body mechanics. The Journal of sports medicine and physical fitness 35(4): 289-294, 1995

カテゴリー: 姿勢

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