こんばんは。

ひいろです。

ゴールデンウィークも、後半に入りましたね。

ぼくも、7日から授業が始まるので、気を引き締めて頑張らないと( `ー´)ノ

 

さて、今回は「腰痛」がテーマとなります。

先日は、姿勢に関する記事を書き、腰痛にも触れているので、気になる方は、そちらからどうぞ。

【必見】姿勢や腰痛のカギは、横隔膜?呼吸筋トレーニングで横隔膜を鍛える!

 

腰痛に悩む人は多い

平成25年度の国民生活基礎調査では、性別で見た有症率で腰痛は男性で1女性で2と上位に置づけています。1)

厚生労働省が報告をしている業務上の疾病発生件数(休業4日以上)でも腰痛は、全職業性疾病の約6割を占めていて、第1位です。2)

職業別の研究では、直近1ヶ月の腰痛有病率およびほかの運動器疼痛の有病率をみると、デスクワーカー、営業に比べ、作業負担の多い看護師、運送業のほうが高いものの、欠勤率も並行して高いわけではないとの報告があります。3)

つまり、患者さんをベッドから車いすに移動させたり、重いものを高いところから低いところに置く、看護師さんや運送業さんは、腰痛の発症率は、仕事を休むほどの痛みは、デスクワーカーや営業のひとと、あまり変わらないということですね。

大学生158名を対象にした研究でも、「腰や背中が痛い者」が65名(男性41名・女性24名)との報告もあり、勤労者だけでなく若い大学生でも多いですね。4)

 

腰痛を訴える人はどんな人が多いのか

運動不足

運動することが減ったことも一つです。

運動不足により、体幹を支える筋肉が低下すると腰椎にかかる負担が増加します。

結果として、痛みにつながります。

代表的な体幹を支える筋肉は、腹横筋、内腹斜筋です。

深部腹筋群を対象とした呼吸筋トレーニングを介入した研究では、呼吸筋トレーニングにより、呼吸機能と腰椎の安定性が向上したとの報告があります。5)

 

また、肥満が原因とも考えられており、肥満による動脈硬化やそもそもの体重が重く、腰にかかる負担が大きいことが考えられます。

 

座りっぱなしが多い

昔に比べ、椅子に座る時間が長くなっており、同じ姿勢が続くことが増えました。

例えば、椅子に座ってパソコンやゲームをするとします。

その時の姿勢は、多くの人が背中が丸くなり、骨盤が後傾します。

すると、太ももの後ろの筋肉のハムストリングスが固くなってしまいます。

(骨盤が後傾し、膝が曲がっていると、ハムストリングスの筋肉の距離が短くなり、それが続き固くなります。)

ハムストリングスが固くなると、骨盤が後ろへ引っ張られやすくなり、背中が丸くなってしまいます。結果として、猫背を引き起こし、腰痛の危険が増えます。

海外の研究では、体幹の側屈の減少腰椎の前弯の制限ハムストリングスの運動範囲減少が腰痛に関連していると報告しています。6)

「それじゃ、寝てパソコンやゲームをすればいいのか」

と、思った方は、間違いです。

仰向けで寝た場合、首の後ろがしんどくなりますよね。それは、首の後ろの筋肉がいつも以上に頑張っている証拠です。首の後ろの筋肉は、座位、立位いつでも働いているので、いつも以上に頑張ってしまい、血液循環が悪くなり、固くなります。

それにより、次に座位や立位をすると、首の後ろが固くなり、頭が後ろへ引っ張られます(あごが上がる)。しかし、ぼくたちの体は、上手に作られており、顔が正面を向くようにほかのところでかばいます。つまり、胸椎の後湾が増加し、猫背になります。

下の写真だと、C一番右)が想像しやすいと思います。

引用書籍:中村 隆一(2016)『臨床運動学第3版』医歯薬出版株式会社(416)

 

また、寝っぱなしだと、体幹筋群は低下していきます。体幹の奥の筋肉(多裂筋や腹横筋)は、抗重力筋とも言われ、姿勢保持に非常に大事になります。

これが、弱くなると、姿勢を保つ筋が弱いので、猫背になるか、反り腰をしやすくなります。結果として、姿勢が悪くなり腰痛へ。

 

喫煙

タバコは、値段が高くなり、喫煙スペースも昔と比べ減りましたよね。

そんな、タバコも腰痛のリスクがあります。

背骨の骨と骨の間には、クッションの役割をする「椎間板」があります。椎間板には血管がなく、椎間板の周囲の毛細血管から染み出た栄養分を、スポンジが水を吸い込むように吸収しています。
喫煙すると、タバコに含まれる「ニコチン」が、椎間板周囲の毛細血管を収縮させ、栄養が充分に行き渡らなくなり、椎間板を変性させます。

引用サイト:http://www.kameda.com/patient/topic/nonsmoking/09/index.html

椎間板は、椎体と椎体の間にあるクッションの役割を果たす組織になります。

しかし、タバコを吸うと、クッション性能が落ちてしまい、力を逃がしにくくなります。

実際のクッションも、はじめは衝撃吸収する能力が充分でも、使い続けると機能が落ち固くなると圧力を分散できなくなりますよね。

 

その他

ストレスやうつなどの精神状態や学歴、収入、年齢などのあるとのこと。

義務教育のみ修了した者は大卒の5倍腰痛が発症しやすいと報告されている。

社会的地位や収入が上がるほど、腰痛の発生率は下がり、低所得者の腰痛発生頻度は高所得者の4倍であるとも報告されている。

引用サイト:http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse667.pdf

 

いかがでしたか。

今回は、腰痛についてご紹介しました。

腰痛は、多くの方が経験したこともあると思います。

それに、原因が分かっていないことのほうが多く、対処が難しいですね。

 

一番は、腰に負担をかけないようにすることや、ストレッチ、筋トレなどすること。

分かっていても、難しいですよね。

 

次回は、対応についてお話しますね。

 

まとめ

・腰痛は、有症率で男性1位女性2位と多くの人が経験している。

・腰痛が生じるようになる原因は、運動不足座りっぱなし喫煙ストレスなどが関係している。

・体幹の深層の筋力低下、太ももの後ろや首の後ろの筋肉が固い、喫煙やストレスで、血管が固くなるなど、原因は多い。

・腰痛は、原因がわっかていないことがほとんど。

 

参考文献

1)厚生労働省, 国民生活基礎調査

2)厚生労働省, 業務上疾病発生状況等調査.

3)Matsudaira K, Palmer KT, Reading I: Prevalence and correlates of regional pain and associated disability in Japanease workers. Occup Environ Mead 68: 191-196, 2011

4)橋内 勇, 大塚 吉則: 大学生における猫背、腰痛・肩凝りの発言率とその対策についての調査. 北海道大学大学院教育学研究院紀要 104: 205-211, 2008

5)Eunyoung K, Hanyong L: The Effects of Deep Abdominal Musle Strengthening Exercise on Resporatory Function and Lumbar Stability. journal of Physical Therapy Science 25(6):663-665, 2013

6)Sean G, S,  Martin J, S, Alan H: Restriction in lateral bending range of motion, lumber lordosis, and hamstring flexibility predicts the development of low back pain: a systematic review of prospective cohort studies. BMC Musculoskeletal Disorders 18: 179, 2017

 

 

 

カテゴリー: 腰痛

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