こんばんは。
今日は、日曜日。明日から、平日でお仕事や授業ですね。
家でゆっくりして明日の仕事や授業に備えるか。
お酒をぐびぐび。
今回のテーマは「お酒」についてです。
自粛だと外で飲み会とか出来ないので、家飲みってかたが多いと思います。
ぼくもそうです。今、飲みながら記事を書いています。
そこで、お酒って身体にどうなのか気になったので、今調べながら書いていきますね。
目次
全国でお酒を飲む習慣のある割合
習慣の定義は、「週3日以上で、清酒に換算し1日1合以上飲酒する者を飲酒習慣者」としています。
引用サイト:https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/alcohol/siryo/insyu03.html
厚生労働省のデータを引用しました。
これは、平成17年と前になるデータです。
左の数字が、飲酒している割合で、下の数値が年齢です。
こう見ると、男性のほうが圧倒的に多いですね。
仕事上の付き合いが多いためでしょうか。
どれくらいなら飲んでもいいの?
厚生労働省の報告では、
男性について1日当たり純アルコール10 ~ 19 g で、女性では1 日当たり 9 g までで最も死亡率が低く、1 日当たりアルコール量が増加するに従い死亡率が上昇することが示されている。
したがって、通常のある刻子や代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1 日平均純アルコールで約 20 g 程度である旨の知識を普及する。
引用サイト:https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html#A53
とのことです。
純アルコールで約20gがベストとのことですね。
男女で異なるのは、肝臓の大きさが男性のほうが大きいため、それが関係しているのでしょうか。また、アルコールは筋肉でも分解するらしく、筋肉量も男性のほうが多いのでそういった理由もあるのでしょう。
純アルコールが約20gというとこんなところです。
お酒を飲むことでいいこと
認知症予防
飲酒と認知症との関連はU字を呈する。
つまり、ある程度飲んだほうが飲まないより、飲みすぎよりも予防ができるとのこと。
1日250mlから500mlのワインの飲用はアルツハイマー病、認知症の発症を抑えるとのこと1)。ワインのもつ抗酸化作用と考えられているため、ほかのお酒では効果が期待できないかもしれません。
特に赤ワインはポリフェノールが豊富なので、動脈硬化症を予防する可能性もあるとのこと2)。動脈硬化が予防できれば、高血圧症、脳血管障害、心臓病、糖尿病の予防も出来るかもしれません。
睡眠の質が上がる
度数が強く、少量であれば睡眠の質を上げるとのこと。
大量のアルコールは睡眠の質を下げるが、度数が強くても量が少なければその心配はない。もちろん体質もあるが、飲んですぐに眠ることで、最初の90分、しっかりと深く眠れているのだろう。
引用書籍:西村 精治: スタンダード式最高の睡眠. 株式会社サンマーク出版: 97 (2017)
とのこと。
この本で紹介していたのは「ウオッカ」でした。
度数は40度とかなり強めなお酒ですね。
体質もあるので、弱い方にはおすすめしませんが、ある程度飲める方なら、少量であれば最初の90分の睡眠を良くしてくれるでしょう。
少量でなく、大量だと睡眠の質を下げていしまうため注意が必要です。
また、睡眠についての記事も書いてるので、あわせてどうぞ。
身体に悪いこと
臓器への負担
体内に、お酒が入ると肝臓がアルコールを分解するために稼働します。
お酒を大量にとってしまうと肝臓への負担が増えてしまいます。
結果として、脂肪肝→肝炎→肝硬変→肝臓癌へと進行してしまう危険が上がります。
その他に、膵臓にも負担がかかり、糖尿病の危険もあります。
また、過度な飲酒は循環器疾患関連死を増加させます。
さきの飲酒量と循環器疾患との関係の項目のところで出てきたドリンクは「1ドリンク=10 g のアルコール量」を指し、ビール中ビン0.5 本、日本酒0.5 合に相当します。あくまでも全体としての平均値の酒量であって体質や体格によって個々人の許容量は異なりますので注意が必要です。
引用サイト:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-004.html
脳が萎縮
肝臓で分解しきれなかったアルコールは、血液を介して脳へ到達してしまいます。
それが、大量になってしまうと脳は萎縮してしまします。
結果として、記憶力が低下したり、精神障害やうつなどの症状が出たりします。
また、アルコール依存症になってしまい、わがままになってしまう人もこれが原因でしょう。
肥満
「お酒を飲んだ後に、締めのラーメンいこか!」
ってなった人は多いのではないでしょうか。
お酒を分解するのは、肝臓と先ほども言いましたが、肝臓にはほかの機能もあります。
肝臓は糖分を作り出す機能があります。運動をしているとき、血液や筋肉に蓄えている糖分が減った場合、肝臓から糖を作りだします。これで、糖分が筋肉に行き運動が継続できます。
しかし、アルコール分解に労力を割くため、糖を作り出せません。すると、身体が糖分を必要とし、お腹が減ります。結果、ラーメンに走ります。
そのため、食欲が亢進され、肥満の危険が上がります。
いかがでしたか。
基本的には少量であれば、いいが大量はいけないということがほとんどでした。
また、いい点もご紹介しましたが、それも少量。
ひとの体にはアルコールというものが存在しないため、結局分解しなければなりません。
その点も踏まえて、適度な飲酒を楽しんでください。
まとめ
・お酒を飲む習慣がある人は、男性のほうが多く、男性総年齢で36.7%、女性総年齢で7.3%。
・1日純アルコールが約20gがベスト。
・いい点は、認知症予防や睡眠の質が上がること。しかし、両方ともに少量でなければ認知症リスクが上がり、睡眠の質は下がる。
・悪い点は、臓器への負担、脳の萎縮、肥満など。
・お酒を飲んだ後に、お腹がすくのは、肝臓の機能が低下するため。糖分を作る機能ではなく、アルコールを分解するために働くため、食べ物から糖分を取ろうとする。
参考文献
1)下方 浩史: 認知症の要因と予防. 名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 7:1-14,2015
2)佐藤 充克: ポリフェノールと健康について-ワインの話題を中心に-. J.ASEV Jpn 20(1-2): 23-34, 2009
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